コンピュータと映像・音響技術を結び付けたメディア技術が広く普及し、人とコンピュータの関係は大きく変わりつつある。これに伴い、感性情報の処理、現実世界と仮想世界の境界に挑む複合現実感技術、空間を対象とした情報処理・アート・デザイン・インタフェース、人に優しいメディア環境などの話題が注目されるようになってきた。この研究では、その目指す方向、技術課題、メディア社会に与える光と影の問題を論ずるとともに、人間主体の「ヒューマンコミュニケーションメディア」へ至る道を総合的に検討している。

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