1955年に東京都目黒区柿の木坂に転居。
芸術の良き指導者に恵まれず、次第に関心が別のところに移っていった。小学校高学年時代は、友人と遊び半分で劇団を結成、自作の脚本で学芸会などで公演した。

中学入学後は、人生に疑問を感じ始め、心理学、哲学、宗教関連の本を読み漁った。
キリスト教会にも出入りし、高校２年のクリスマスに受洗、教会学校の教師をつとめた。
学校では、中学および高校の生徒協議会の議長をつとめ、文化祭や運動会の運営の中心にもなった。

友人の一部は文系進学を予想していたが、哲学と思索で一生過ごす勇気はもてず、より安易な（少なくともそう思えた）理系に進学。大学入学後は、学生運動に関心を持つが、運動そのものの形態には馴染めなかった。