年賀状代わりの近況報告(2019)

年賀状代わりの近況報告です(2019年1月1日)。

今年も何とか新しい年を迎えることができました。みなさまのおかげです。
お礼代わりに一年の報告をさせていただきます。

【教科書を執筆しました】
昨年の3月と11月に、何と単著の教科書を2冊も出版しました。
「信号解析教科書-信号とシステム-」コロナ社(2018-03)
「信号処理教科書-不規則信号とフィルタ」コロナ社(2018-11)
遅筆で出版社のブラックリストの常連だった僕にとっては、画期的なことでした。

いずれも2009年の東大定年前まで、工学部で担当した二つの科目(信号解析基礎と信号処理工学)の講義ノートがもとになっています。

3月に出版した「信号解析教科書」は、2012年に脳梗塞を発病した直後に、麻痺した脳のリハビリとして執筆したものですが、5年間ずーっとそのままになっていたものです。 一念発起してやっとまとめました。これを刊行したら、はずみで短期間(約4カ月)で2冊目の「信号処理教科書」も書いてしまいました。自分でもびっくりしました。

最近誤解する人が多いのですが、僕はもともと理系の人間です。この2冊の教科書を通じてそのことを再確認していただけたら嬉しく思います。一方で、HC塾で扱っている文系的な内容の本も書きたいと思っているのですが・・・。

【ほかは相変わらずでした】
そのほかは、それほど変わっていません。下記のようなことを細々とやっています。

東大講義: 古希を過ぎて2015年12月から担当している東大の全学共通の大学院教養講義(EP講義)は、今年3月までの約束でしたが、あと2年間続けることになりました。終わるころには後期高齢者になっていると思います。

HC塾: 個人講演会として池袋で毎月開いているHC塾は、今年9月に100回を迎えます。京都を中心に東京以外でも開いています。

つぶやき: 毎日1回のつぶやき(twitter)も何とか続けています。始めてから8年半になります。

講演: 講演は聴いていただけるだけでも嬉しいので、お声がかかれば喜んで致します。こちらはそのつもりでいるのですが、すぐに役には立たないことを話しているので、最近は回数が減りました。

公的なお手伝い:日本顔学会などのいくつかの学会、法人の理事・評議員、教育研究機関のアドバイザーなどを、時間と体力が許す限りお世話させていただいています。

そろそろ終活に入らなければと思っているのですが、遅々として進みません。最近では生きることが終活であると思うようにしています。

今年もゆったりとやってまいります。よろしくお願いいたします。