このたび日本放送協会の放送文化賞を受賞することになりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150305/k10010004991000.html
https://www.youtube.com/watch?v=mEPcmVRxLDw
一緒に受賞する方々として、絹谷幸二氏(東京芸術大学名誉教授)、熊倉一雄氏(俳優)、竹下景子さん(俳優)、立川志の輔氏(落語家)、ペギー葉山さん(歌手)、星野仙一氏(プロ野球)、村田吉弘氏(京料理)、若田光一氏(宇宙飛行士)がおられます(受賞式は3月13日です)。
「顔の研究者がなぜ放送文化?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、私の専門はコミュニケーション技術で、その立場から放送・通信技術に関心を持ってきました。
考えてみれば、1980年代前半のニューメディア、1990年前後からのマルチメディア、衛星放送、ハイビジョン、地上デジタル放送、ワンセグ、放送と通信の融合・・・と、ここ数十年で放送技術は目覚ましい変容を遂げてきました。いま2020年の東京オリンピックに向けて、4K/8Kスーパーハイビジョンなどの次世代放送技術の研究開発が急ピッチで進められています。
この間、公的にはたとえば次のような形で放送技術の発展に関わることができました。今回の放送文化賞もそれぞれで一緒させていただいた皆様とともにいただいた賞であると思っております。感謝しています。
未来型テレビ研究会座長(1989.10~1991.3)、テレビジョン学会インテリジェント映像メディア部会委員長(1991.4~1995.3)、郵政省放送と視聴覚機能に関する検討会座長(1997.12~1998.6)、NHK放送技術審議会委員(2001.4~2009.3)、NHK放送技術研究所研究顧問/アドバイザー(2001.4~現在)、総務省ユニバーサル・コミュニケーション技術に関する調査研究会座長(2005.4~2005.12)、映像情報メディア学会会長(2005.6~2006.5)、総務省次世代放送技術に関する研究会座長(2006.9~2007.6)、超臨場感コミュニケーション産学官連携フォーラム会長(2007.3~2012.6)、総務省電波監理審議会会長・会長代理(2008.12~2015.2)