顔の向き 2018.02.11-02.17

僕が属していた大学の教授会室には、歴代の名誉教授の肖像写真が並んでいる。数十年も前のことであるが、そこであることを発見した。向かって左向きの肖像写真が圧倒的に多い。なぜだろう。僕にとって教授会の議題よりもその方が面白かった。 Continue reading

せいなる顔 2018.02.04-02.10

美術はそれぞれの時代を反映している。そこで表象された顔も然り。そして言うまでもなく、顔は人間存在そのものである。美術はまさにそのような顔を表現してきた。ごく最近、それを勝手な語呂合わせで「せいなる顔」としてまとめて講演する機会があった。 Continue reading

試験勉強 2018.01.28-02.03

僕は大学で教師をしていながら、試験が嫌いだった。学生のときはもっと嫌いだった。いまでもときどき試験をうけている夢をみる。それはいつも悪夢だ。そう言えば試験勉強の夢は見ない。夢の中では試験勉強は一切していないらしい。 Continue reading

もの忘れ 2018.01.21-01.27

人の名前がなかなかでてこない。パスワードが覚えられない。約束を忘れることもたびたびだ。いつからそうなったのだろう。最初は焦ったけれど、そのうちに忘れることを前提に生きるようになった。忘れることがそれほど怖くなくなった。相手は困っているかもしれないけれど。 Continue reading

窓 2018.01.14-01.20

ある喫茶店で読書しているときのこと。疲れたので窓のカーテンを開けたら、目の前に見えたのは隙間なく建っている隣のビルの窓だった。どちらも開かずの窓だ。この窓はどのような意味があるのだろう。そもそも窓とは何なのだろう。考え込んでしまったら、読書ができなくなってしまった。 Continue reading