歴史を少し紐解くと、それぞれの時代に「目利き」がいたことがわかる。たとえば足利義満は文化の目利きだった。身近にそれぞれの分野のプロ(同朋衆や御用絵師)をおいて、水墨画、能・狂言、茶の湯に代表される室町文化を花開かせた。安土桃山時代の千利休、大正昭和期の柳宗悦も有名だ。 Continue reading
Monthly Archives: 12月 2018
イノベーション 2018.12.16-12.22
とうとうボケが始まったのだろうか。社会で一般的に使われている用語を間違って解釈することが多くなった。その一つにイノベーションがある。僕は社会や歴史を変える力を持つ常識を覆した革新がイノベーションだと思っていたけれども、必ずしもそうではないらしい。 Continue reading
「有る」 2018.12.09-12.15
そんなことを考えて何になると言われそうだけれども、最近「有る」ことと「無い」ことに関心を持っている。それは、「有る」ことを前提として、それを追い求めた時代が近代だったと思うからだ。近代という時代を見直すときに、そこから考え直す必要があると思ったからだ。 Continue reading
研究サロン 2018.11.25-12.01
僕は研究者として生きてきた。ときどき思うことがある。何が楽しかったのだろう。もちろん研究は好きだったけれども、研究を構想することが好きだった。そして何よりも、同じことに関心をもっている仲間と議論することが楽しかった。その場が「研究サロン」だった。 Continue reading