人も含めた生物には適応能力がある。そのときどきの環境の変化に適応できた生物が生き延びてきた。しかし適応が度を過ぎると、逆に絶滅の原因になる。特定の環境に適応しすぎると、その環境が激変した時に追随できなくなるからだ。生物学では、このような過適応を「特殊化」という。 Continue reading
Monthly Archives: 6月 2016
演ずるということ 2016.06.12-06.18
小学校のとき、演劇に関心を持ったことがある。仲のいい友達と遊びで劇団を作り、脚本も自分で書いた。学芸会でのクラスの企画の中心にもなった。ほんのわずかな期間だったけれども、それは僕にとって貴重な経験になった。 Continue reading
後期教養 2016.06.05-06.11
いま僕は大学で「後期教養教育」を担当している。教養教育は大学では専門に進むための準備として位置づけられている。それは前期教養教育だ。それに対して、専門を修めた後にあるのが後期教養教育だ。後期教養とは何か。なぜそれが必要なのだろうか。 Continue reading
単位制 2016.05.29-06.04
いま大学は、ほとんどが学年制ではなく単位制だ。最近では一部の高等学校でも導入されるようになった。単位制では留年することがない。一方で、しっかりした履修計画を立てないと、後で慌てることになる。単位制は楽なようで実は厳しい制度なのだ。 Continue reading