共創  2014.03.23-03.29

いまや「競争」の時代である。学問の世界も例外ではない。大学や公的な研究機関は法人化され、研究者も任期がつき、そこでは競争が鼓舞される。このような時代にあえて言いたい。これからは競争だけではやっていけない。むしろ「共創」が大切になると。 Continue reading

予測 2014.03.16-03.22

人は脳が発達することによって特別な能力を獲得した。未来を予測する能力である。それによって優れた文化を築いてきた。 一方で、人はその予測能力によって、自分が死ぬ存在であることを知ってしまった。死の恐怖に怯えるようになった。 Continue reading

総合知 2014.03.09-03.15

大学も含めてほとんどの高等教育研究機関は、それぞれの専門に分かれている。科学も「科の学」として発展してきた。そのような専門知に対して、いま総合知の重要性が叫ばれている。僕もそれを主張してきた。なぜ総合知なのだろう。そもそも総合知とは何なのだろう。 Continue reading

口 2014.03.02-03.08

新約聖書のヨハネ福音書の冒頭には「はじめに言葉があった」とあるけれども、顔には「はじめに口があった」。しかしそれは言葉を発するためでなく、生きていくためのエネルギーを取り入れる場所だった。目や鼻や耳などの感覚器官は、口の周りにその後にできた。 Continue reading

幸せ 2014.02.23-03.01 

大金持ちでも、社会的な地位があっても、不幸な人はたくさんいる。すべてを得てしまった人は、後は失うだけだから、不幸なのかもしれない。幸せとはなんだろうか。今の自分は幸せなのだろうか。自分のことはさておいて、誰もが憧れる幸せという大問題について勝手に考える。 Continue reading