科学技術研究には二つのスタイルがある。シーズ志向とニーズ志向だ。シーズ志向は、それまでの成果を種として発展させる形でおこなう、いわば供給型の研究である。ニーズ志向は、外部からの要請に基づいておこなう、需要重視の研究である。 Continue reading
Monthly Archives: 11月 2014
デジタル人間とアナログ人間 2014.11.16-11.22
人はすべてのことを二つに分類したがる。たとえばデジタル人間とアナログ人間がある。これは相対立するものなのだろうか。そもそもデジタルとアナログを人に当てはめたときに、それは何を意味するのだろうか。 Continue reading
再び電車の中で 2014.11.09-11.15
現役の頃はタクシーを利用しまくっていたけれども、定年になって移動はもっぱら電車を利用するようになった。限られた場所で、しかも少しの間だけれども、電車が僕の社会観察の場となった。社会の中での自分を見つめる時間となった。 Continue reading
パンドラの箱 2014.11.02-11.08
ヒトはホモ・サピエンス、英知人と呼ばれる。人の知への欲望、好奇心は止まることを知らない。その好奇心はときとして、この世のあらゆる災いが詰まった箱、絶対に開けてはいけないと言われていたパンドラの箱を開けてしまうこともある。 Continue reading
品のある顔 2014.10.26-11.01
顔には品というものがある。「品のある顔」とはどのような顔だろうか。少なくとも僕の顔ではないことだけは確かだ。自分のことは棚に上げて、電車の中で、たまたまそこに乗り合わせた、さまざまな顔を観察する。 Continue reading