書斎 2019.06.23-06.29

僕のように教育と研究を職業としていると、自宅に書斎が必要だ。文系では書斎を仕事場としている先生が多い。僕は理系だったから大学にいる時間の方が長かったけれども、前日夜の講義の準備は書斎だった。一夜漬けには書斎が必須だった。 Continue reading

板書 2019.06.16-06.22

学校の教室には黒板がある。その黒板に授業で教えたいことをチョークで記すことを「板書」という。僕は長いこと教師をしていたので、板書は当たり前のことだった。最近の学生は板書を嫌う傾向があるけれども、僕はいまでも板書が理想的な教育方法の一つだと信じている。 Continue reading

住宅すごろく 2019.06.09-06.15

若い人は知らないかもしれない。かつて「住宅すごろく」なるものがあった。遊びのすごろくではない。夢のマイホームへ向けて、少しずつ家族が住む所をレベルアップしていく。そのような昭和の戦後世代の一生を、すごろくに見立てたものが住宅すごろくだ。 Continue reading

進歩 2019.06.02-06.08

近代という時代が、当然のこととして疑ってこなかったことがある。それは進歩だ。前へ進むことだ。一方でこの歳になると、ありのままでいい、必ずしも進歩しなくてもいい。そのようにも思うようになる。逆になぜ進歩しなければいけないのか、ありのままではいけないのか。問うて見たくなる。 Continue reading

首 2019.05.26-06.01

顔の研究に少し関わっていると、ときどき質問されることがある。人には首があるけれども、それは顔の一部ですか。それとも別の部位なのですか。首実検という言葉があるけれども、検査されるのは首ではなくて顔ですよね。なぜ首なのですか。 Continue reading