僕が小学校のとき、国語の時間は、教科書を大きな声を出して読むことが中心であった。僕は苦手だったけれども、いま思えば、それはまさに国語の基本だったのだ。目だけで文字を追っても、読んだことにならない。国語力を身につけるには、声を出すことが重要だったのだ。 Continue reading
Monthly Archives: 12月 2014
書くということ 2014.12.14-12.20
あまり公にしたことはないけれども、僕は10歳の頃まで、書道(習字)を習っていた。展覧会も絵よりも書で入選していた。それが大学時代に、鉄筆でガリ版を切る日が続いて、僕の書体は完全におかしくなってしまった。でもいまでも、書くということにはこだわりがある。 Continue reading
1969 2014.12.07-12.13
1969年は東大安田講堂攻防戦から始まった。色々な意味で激動の年であった。それは技術の歴史という意味でも記念すべき年になった。当時大学院の修士の学生であった僕自身にとっても、1969年は忘れられない一年となった。 Continue reading
意志の時代 2014.11.30-12.06
2000年6月に「工学は何をめざすのか。東京大学工学部は考える」と題した本が出版された。編集の中心になったということもあって、第一章の執筆を丸ごと担当した。そこでのメッセージは「21世紀は意志の時代となる」であった。いま改めてその重要性を痛感する。 Continue reading