最近の技術開発の方向の一つに「人に優しく」がある。これまでの技術は人に優しくなかった。機械にあわせることを人に要求した。これに対して、機械を人にあわせる。それが「人に優しく」の方向である。でも、そもそも「優しい」とは、どういうことなのだろうか。 Continue reading
Monthly Archives: 3月 2013
美しいと可愛い 2013.03.17-03.23
電車の中で、女性雑誌の広告の見出しが目に入る。「・・・で、美しい女になる」「・・・で、可愛い女になる」。マスコミはこれでもかこれでもかと、はやし立てる。「・・・で、きれいな女になる」もある。美しいと可愛い、そしてきれい。それぞれどこが違うのだろう。 Continue reading
病んで一年 2013.03.10-03.16
昨年3月にちょっとした病いをしてから一年がたった。生まれて初めての入院、そしてその後の療養、それは僕にとっていい経験だった。この歳になって初めて学ぶことも多かった。文字通り生まれ変わったような気もした。 Continue reading
聞くということ 2013.03.03-03.09
人間関係の基本は、聞くことだとつくづく思う。まずは相手から聞く。それが大切だとわかっていても、聞くことは難しい。聞くということは、それなりの人間的な修養を必要としているのかもしれない。それだけ奥が深いということなのかもしれない。 Continue reading
懐疑論 2013.02.24-03.02
哲学の歴史には、真理は存在しないとする懐疑論が周期的に登場する。時代、地域、文化が違えば、そこで人々が信ずる真理は違う。絶対的なものはない。懐疑論はそのような相対主義をとる。相対主義は、往々にして、真理を考えることは無意味であるとして、判断停止の状態に陥る。 Continue reading