高齢者 2010.09.12-09.18

色々な意味で暑かった夏が終わろうとしている。今日は9月12日。晴れて高齢者となる。いよいよ自分自身の生き方を、すべて自分の責任でデザインする年代となる。

高齢者の生き方として「元気なうちは働き続けます。社会のお役にたちます」。それは素晴らしいことだけど、「24時間働けますか」という20世紀的な価値観の匂いもする。「元気なうちに自分自身の納得した人生を送りたい」それもあってもいいのでは。できるかどうかは別として。

「24時間働けますか」いう20世紀的価値観は、結局父親を家庭から社会に奪ったことになる。その結果、家庭には母親と子どもが取り残され、地域コミュニティも崩壊した。基本的には、これは戦後の産業界の責任である。

人生には「生活のために社会で働く時間」「自分自身を生かすための時間」「家庭や地域など共に生きる人たちと過ごす時間」それぞれがバランスよくあることが大切だと個人的には考える。一日の中できれいに配分されていることが理想だけれど、せめて一生の間ではバランスをとりたい。

昨年末、あるパーティでこのような挨拶をした。「65歳から80歳、18歳から33歳、同じ15年なら、これから少なくとも気持ちの上では18歳からの15年を過ごしたい」。65歳には過去の栄光があるかも知れないけれども、18歳には未来への希望がある。

65歳は、体力的には18歳に負ける。一方で、素晴らしい人たちとのネットワークがある。何よりも将来の地位や名誉、金儲けなどとは無関係に、自分が思うままに無欲に生きていける。65歳からの人生もまんざら捨てたものではない。

18歳からの15年間は、学ぶことがすべて新鮮だった。さまざまな出会いがあった。人生の挫折もあった。65歳を18歳と考えることによって、これから素晴らしい時間が始まる。15年あるかどうかは別として、まずは65歳に秘かに乾杯!

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