地震 2011.03.13-03.19

ツイッターでは時事問題は扱わないという自らの掟を破って、あえてつぶやく。まずは今回の地震で亡くなられた一人一人のご冥福を祈って、一人静かに黙祷。そして安否不明の方々のご無事を祈り、少しでも早い救出を待ち望む。さらには災害がこれ以上広がらないことを切に願う。

余震がまだ続く。大きな地震がこれから発生しても不思議ではない。被災地にいない我々が今すべきことは、節電に加えて、まずは次の地震へ向けたそれぞれの備えであろう。ただそれは誰でも同じ。買い占め等に走ることは決してあってはならない。

いま被災地で、原発で、数多くの方々が献身的な作業を続けている。私たちはその作業を祈るような気持ちで見つめている。そして、その一人一人のことを想う。必死の作業でこれ以上の犠牲者がでないように。

この非常時に笑顔をしていると不謹慎だと言われる。しかし、このようなときだからこそ、笑顔を忘れないようにしたい。笑顔は、殺気だち疲れ切った人々の心を和ませる。そして何よりも自分自身のエネルギーになる。

「報道されていないことで知り合いの関係者に聞いた話だけれども、実は・・・・」という情報が届く。善意かもしれないけれど、災害でこのような未確認情報が広がることが怖い。ネットは災害時の救世主になるけれども、人をパニックにする悪魔も潜んでいる。

朝、遠くに美しい富士が見える。この美しい日本という国が改めて愛おしくなる。この大変な現実を前にして、めげずに頑張っている日本人は本当に素晴らしいと思う。逃げてはいけない。

日本人は自然を愛し愛されてきた。しかしその自然は、ときとして人に過酷な試練を与える。自然と共生するということは、その試練をも、厳しいけれども受け入れることなのだ。共生という言葉が、決して美辞麗句ではないことを、改めて思い知る。