癒し 2011.11.06-11.12

現代社会を生き抜いて行くためには様々なストレスがある。ストレスの時代にあって、人は癒しに救いを見いだす。そもそも人は何に癒されるのであろうか。今の時代を生きるための癒しとして、何が求められているのだろうか。

癒しとは心の休養であり、栄養である。人が生きて行くためにはエネルギーが大切である。物質的なエネルギーを使いすぎると、人は食物によって栄養を補給する。心のエネルギーも同じである。それを放出しすぎると、人は癒やしによって心のエネルギーを蓄積する。

癒しとは胎内に戻ることかもしれない。故郷に戻ることも癒しになる。人生という戦場で疲れ果てると自分のルーツに戻りたくなる。すべてを捨てたくなる。捨てることは新たな出発のエネルギーにもなる。

癒しとは、自分を超えた大いなるものに包まれて、身をまかすことかもしれない。それは神かもしれないし、自然かもしれない。まかすことによって、重荷を下ろすことができる。すべてが許されれば、ゆっくり休むことができる。

癒しとは、日常から、空間的にも時間的にも、しばしの間だけ距離をおくことかもしれない。非日常空間に入ることによって、日常を忘れることができる。例えば、旅は人の心を癒す。日常の束縛から離れることによって、新たな自分も発見できる。

癒しとは逃避かもしれない。僕は逃避を否定しない。しかし逃避もまたそれが長く続くと次第に重荷になる。逃避はそれなりのエネルギーを必要とする。逃避を捨てて、そこから戻ることもまた癒しになる。

癒しとは、いまのありのままの自分を、そのまま肯定して受け入れることかもしれない。前へ進むことは大切だけれども、それは絶対ではない。いつもそれができるわけではない。止まることも人生では必要なのだ。

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