早起き 2017.06.18-06.24

早起きは三文の得(徳)と言われる。なぜ得なのか。ネットの人生指南ブログには、こう記されている。朝は誘惑が少なく、自分だけの時間ができる。頭がスッキリしていて仕事がはかどる。人生の勝者は皆早起きだ。そんなことはわかっている。わかっていながらできないのが早起きなのだ。

人生の勝者になる気がなくても、早起きは確かにいい。気持ちがいい。せっかく太陽が早めにでてくれているのに、わざわざ暗くして寝ていてはもったいない。何よりも慌てずに朝の時間を過ごせる。通勤も空いていて楽だ。運動をする時間があれば健康にもいい。

なぜ早起きができないのか。早く寝られないからだ。現役の頃、僕は帰宅はほとんどが深夜だった。食事をしてそのまま寝るという、健康には極めて悪い毎日を繰り返していた。こんな生活は止めなければ思いながらできなかった。意志の問題ではなく、そのような時代だったのかと今では思う。

今日は夏至。一年で最も昼が長い日とされる。必ずしも日の出が最も早い日ではないけれども、今日だけは早起きをしようと、昨晩早目に寝床についた。それが良くなかった。目が冴えて、ようやく寝ついたのは夜が白むころ。結局いつもの通り寝坊してしまった。起きたら雨だった。

朝早く目が覚めてしまったきは、二度寝をしたくなる。でも気をつけた方がいい。中途半端な時間しかないときは、寝過ごすことになる。睡眠は個人差があるけれども90分くらいを周期としているからだ。そのときはそのまま起きてしまったほうがいい。足りなかった睡眠は、会議のときにとればいい。

朝は頭が冴えているから、考え事に適していると言われる。でも早朝に目が覚めて、そのまま寝床で物思いにふけることはしない方がいい。人にもよるけれども、後悔すべき過去の出来事ばかりを思い出してしまうからだ。自殺は早朝に多く、特に月曜日の朝は危ないと言われている。

老人は早起きだと言われる。なぜか。早寝だからだ。なぜ早寝なのか。早起きだからだ。それともう一つ、夜遅くまで起きていてもやることがないからだ。さらに言えば夜遅くまでつきあってくれる相手がいなくなっているからだ。老人の早寝早起きは、決していいことばかりではない。気をつけよう。