もの忘れ 2018.01.21-01.27

人の名前がなかなかでてこない。パスワードが覚えられない。約束を忘れることもたびたびだ。いつからそうなったのだろう。最初は焦ったけれど、そのうちに忘れることを前提に生きるようになった。忘れることがそれほど怖くなくなった。相手は困っているかもしれないけれど。

もの忘れを防ぐにはどうしたらいいのか。記憶術というものがある。何か別のものを連想して、それと関連づけながら覚える。これは一つの方法かもしれないけれど、少なくとも僕には役に立たなかった。連想したものもすぐ忘れてしまうからだ。

忘れないようにするためには記憶の外化が必要だ。具体的にはメモをとることだ。それはすぐその場でとることが重要だ。後でメモしておこうなどとは決して思わないこと。メモすることそれ自体を忘れるからだ。そのメモを繰り返し眺めることも大切だ。メモしたことも忘れてしまうからだ。

人の記憶容量には限界がある。すべてを覚えられるはずがない。だとすれば、せめて索引を作ってそれだけは覚えておこう。索引さえあれば、そこからたどることができる。ネット検索もできる。僕のこれまでの勉強は、結局は索引作りだったように思う。この言葉を習った気がする。それが大切なのだ。

僕は、すぐ忘れることを前提として、学んだことをまとめて一枚のマップとして残すようにしている。そこにぎっしり詰め込む。試験のカンニングペーパーと同じだ。かなり詰め込んでも、タブレット端末で拡大すれば読める。人生で必要なときにカンニングができる。

忘れないようにするよりも、忘れてもいいようにする。次第にそう割り切るようになった。その一つの方法は、周りをまきこんでしまうことだ。周りの人に忘れるなよと言って、その人の責任にしてしまうことだ。ただし、それには覚悟がいる。ボケが始まっていることを周りに晒すことになるからだ。

ツイッターはもの忘れを前提としたメモ帳であるとも言える。思いついたらつぶやく。僕はそのまとめをホームページに記録している。検索機能があるので、それまでのつぶやきを確認できる。チェックしたら数年前に「忘れるということ」をテーマにしてつぶやいていた。きれいに忘れていた。

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