縁側 2012.08.19-08.25

昔の日本の家屋には縁側があった。それは廊下のような通路であると同時に、座敷の外側におかれたその空間は、強い日射が直接座敷に入り込まないようにする工夫であった。そこには雨戸があり、雨風を防ぐ役割も果たしていた。いまそれがなくなった。それにより日本が失ったものは多い。 Continue reading

戦後 2012.08.12-08.18

今年もまた夏が来た。それは僕にとって特別な季節である。広島と長崎の原爆、そして終戦記念日。その一ヶ月後に僕は生まれた。昭和30年頃にもはや戦後ではないと言われた。でも僕にとっては、僕が生きてきた時代はずっと戦後であった気がする。 Continue reading

大学の教育 2012.07.29-08.04

大学教員には、二つの顔がある。研究者と教育者。研究を第一と考えている大学教員は、教育を雑用と思う。大学における教員の評価が、研究業績を中心になされているからだ。それなりの研究業績をだしている教員ほど、教育はなおざりになる。 Continue reading